骨粗しょう症の薬と歯科治療について

患者さんの皆さん おはようございます。

岩下です。毎日暑くて大変ですね! 暑くて早起きしました。

 

今日は骨祖しょう症の薬(ビスフォスフォネート製剤)について大切なお話があります。 ビスフォスフォネート製剤(以下、BP製剤と書きます)を長期間使用している方は、歯科治療の際は必ずお知らせください。以前より、BP製剤を静注している方々は歯科における外科処置は回避するべきであると言われてきましたが、日本口腔外科学会から、BP製剤を内服している方々にも拡大すべきであるという指針が出ました。

 ①

主な製品名

静注薬:「アレディア」、「ゾメタ」など

内服薬:「アクトネル」、「フォサマック」、「オナロン」など 

 ②

 注意すべき状態

・内服期間が3年以上

・ステロイド(プレドニンなど)を併用

・血液検査 CTX値が 150pg/ml 未満

以上のどれかに相当する方々

BP製剤は骨代謝を抑制する薬です。骨内のミネラルの減少をを抑えるため血流も少なくなり、外科的な処置によっては、顎の骨の壊死を起こす場合があります。どんな薬にも、副作用があります。もし使用されていましたら、主治医の先生と連絡をとりながら歯科の治療を進めていきたいと考えています。

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