熊谷崇先生 最終講演

患者さんの皆さん こんにちは、院長の岩下です。朝晩は冷えてきましたね。

熊谷崇先生について

今日は予防歯科でいつもご指導いただいている熊谷崇先生について書きます。このブログでも以前に書きましたが、熊谷先生は山形県酒田市で開業されている臨床歯科医師です。欧米の臨床予防歯科を熱心に研究され実践されています。私は 歯科以外にも人生の生き様やリーダーシップなども教えていただきました。熊谷先生は今年70歳になられ この歳を区切りに、対外的な講演は終わりにすると決められたそうです。

母校の日本大学歯学部同窓会では、修復治療中心の歯科界に予防の実践と結果を示し 今も影響力を与えている熊谷先生に、同窓生への「最終講演」をお願いしました。当日は歯学部の大講堂が人で埋まりました。定員400名のところ、4倍以上の申し込みがありました。講演に参加できない同窓から、会場が狭いからとクレームがたくさん来たと聞いています。

講演内容は、熊谷先生が大学を卒業してから現在に至るまでの経過を 人生には「分かれ道」があると切り出され、その時の考えていた事や行なったことをスライドで写真を交えて分かりやすく話されました。歯科医師としての先輩が歩んできた人生は、まさに「山あり谷あり」であり、熊谷先生は強い人だな、転んでも立ち上がり 自分の目標を見失わずにいく精神力は、70歳になっても未だに衰えていないと感じました。熊谷先生が人生の中で影響を受けた歯科医師には 多くの外国人がいました。

日本の中での考えではなく、広く海外の歯科医療を見ていき  自分の器を大きくし、素晴らしい海外の歯科医師との出会いがもあると思いました。熊谷先生の子息は日本の歯学部を卒業後アメリカの大学院に進まれ、長男はクレイトン大学の歯周病科の教授に 次男は補綴専門医になられています。勉強熱心は父の血かな と感じました。

来年に、元アメリカ歯周病学会会長のマグワイヤー先生が主宰する「歯周・インプラント専門医コース」に参加しようと計画を立てています。そのコースのディレクターに熊谷先生と熊谷先生の長男も入っています。

熊谷先生がよく話される言葉に「患者さんの利益」があります。このコースを通じて歯周治療はもとより インプラント治療も「患者さんの利益」となるようにと気持ちも上がります。来年の秋には、臨時の長期休診が2回ありご迷惑をおかけすることなります。

熊谷崇先生 最終講演

今もエネルギーに溢れ、若い先生の指導をされています。

休憩時間

休憩時間です。この講堂が満杯となりました。全国の同窓が集まりました。

お詫び 須沢衛生士の退社に伴い 通院中のメインテナンスの患者さんのアポイントが1ヶ月待ちとなっています。数人の新人衛生士と面接しましたが、医療人としてのハートを大切に選考しております。ご希望の時間に応えられなく申し訳ありません。