正しい噛み合わせが、あなたの毎日を輝かせます。 その2

昔から医学はドイツと言われていましたが、歯学はアメリカです。終戦後アメリカから新しい機械・テクニック・考え方が入り、日本の歯学は大きく発展してきました。今も多くの日本人がアメリカに学びに行きます。アメリカには専門医制度があり、専門医は自分の分野を深く研究し臨床に応用しています。別の言葉で表すと、その道のプロです。難症例の治療においては各々の専門医が集まり検討して、自分の分野はベストの治療を行い 総合的に高い治療結果を出しています。これをインターディシプリナリートリートメントと呼んでいます。

今月号の歯科の雑誌に興味をひく記事がありました。アメリカの矯正歯科学会と歯周病学会が合同の学会を開催しているとありました。3年前から始まったそうです。記事のタイトルは「矯正治療の対象は歯周疾患を伴った成人にシフト」と出ています。噛み合わせの問題は歯周病の悪化を起こします。歯科の先進国のアメリカでも「噛み合わせの不安定」と「歯周病の進行」が注目されてきています。

矯正治療というと若い人・見た目・審美治療と思われていますが、噛み合わせ治療としてシフトしきています。確かに治療後には見た目は良くなりますが、矯正治療の目標は、今後2,30年問題なく機能する安定した上下の歯の咬合です。

矯正治療の対象は歯周疾患をともなった成人にシフト

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