これは何でしょう!?

よい気候になりましたネ。GWはいかがお過ごしですか。私は遠出はせず、普段なかなか読めない本を読んでいます。

さて、この写真はなんでしょうか?

患者さんの歯の製作の途中段階

患者さんの歯の製作の途中段階です。人それぞれに顔が違うのと同じように顎の作り、動き、骨組み、筋肉の走行が異なります。患者さんに調和した歯を作るのは、単に色が合って調和していることだけでなく、顎の動きや骨の作りに調和していないと長期に安定しません。「無」から作るには、明確な基準が必要です。その患者さんの個人のデータから、上下顎の噛み合う位置、歯の咬頭の位置・高さ・角度を求めて設定していきます。まずはワックスを用いて再現します。

患者さんの歯の製作の途中段階

噛み合わせの安定は、治療結果の永続に大きな影響を与えます。患者さんの噛み合わせのレントゲン写真や顎の動きの記録から、その患者さんにあった、その患者さんだけの歯を作ります。

その考えが歯を実際に作る技工士と同じでなければいけません。技工士選びも大切です。患者さんの「具合が良い・長持ちをする」人工臓器の歯を作る工程にも三角関数や3次元解析などの近代歯科医学があります。