歯周病の進行状態

歯周病の進行状況やお口の中の状態により、治療方法は異なってきます。

1) 軽度の歯周病の場合

治療前

軽度の歯周病

軽度の歯周病の場合、歯ぐきをきれいにし(歯石などを取る)、正しいブラッシングをすることで治すことができます。

治療後

軽度の歯周病 治療後1


2) 中程度の歯周病の場合

中程度の歯周病の場合、歯石の除去、ブラッシング、投薬などで治療は可能です。歯周病の進行状況によっては、外科的な処置等、積極的な治療が必要となる場合があります。

中程度の歯周病の場合
疲れると歯肉がよく腫れる。レントゲンで歯周病の進行が認められた。 再生療法後。歯槽骨が再生して増えているのが分かります。

3) 重度の歯周病の場合

外科的な処置など瀬曲的な治療、または、保存不可能と判断した場合は抜歯になることもあります。
術前

重度の歯周病の場合 術前

全体的に歯周病が進行し、歯を支えている歯が失われたため、歯ぐきも下がっています。右下の奥歯は根の先まで骨が溶けています。

重度の歯周病の場合 術前2

赤いラインが歯くきの位置で緑のラインがほねの位置です。
歯ぐきの位置から骨の位置までの幅を見ると深い歯周ポケットが予測されます。コケットが深いと、細菌が深部まで侵入しブラッシングや歯石の除去などでは改善できません。そのために深い歯周ポケットを除去し浅くする必要があります。

術後

重度歯周病の場合 術後

重度歯周病の場合 術後

歯ぐきのラインと骨のラインをご覧ください。
6mm以上あった深い歯周ポケットが2mm程度になりました。このように深い歯周ポケットがとり除かれると細菌は停滞しにくくなり歯周病の再発の可能性が低くなります。
その上でセラミックを装着すると弱い歯も安定し長く持つ事が期待できます。


4) 歯ぐきの再生

歯周形成外科により、歯ぐきの再生も可能です。

歯ぐきの再生

術前:過度のブラシ圧や夜間の歯ぎしりにより歯肉退縮がおきています。

術後:歯ぐきの再生を行い露出していた根面を覆うことができました。

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