初期治療とはどんな治療?

患者さんの皆さん こんにちは、院長の岩下です。

今日はとても暖かい日でしたネ。今日は日曜日でしたので昼間、多摩川で10キロほどジョギングしてきました。桜も散り始めていましたが、満開な状態で花見のグループも大勢いました。10分も走っているととても熱くなり、気持ちいい汗をたくさんかいてきました。

歯科の病気は虫歯も歯周病も細菌によって起きます。このため、原因である細菌の数を減少させることを「初期治療」と言います。初期の虫歯や歯周病は、細菌感染をコントロールすると、体の自然治癒力で元に治ってきます。診療室が治すのではなく、患者さんが治してくれます。

初期段階であれば、私たちは患者さんに生活習慣・ブラシッシングなどをアドバイスし、医療行為としては、虫歯ならフッ素を塗ったり、歯肉炎なら見える歯石を取るだけでです。原因除去療法とも言えます。

ですから、症状が進んだケースにおいても、この初期治療は大切であり、ベースとなる治療です。主に、衛生士が担当します。衛生士の患者さんへの思いや説明の仕方(私は、医療人としての人間力と呼んでいます)や技術によるところが大きいです。

この時に活躍するのが口腔内写真です。初診時から、歯肉が治癒していく様子の変化がビジュアルによく分かります。

初診時

右側は上手にブラシされていますが、左側は出来ていません。しかし、歯石はたくさん付いていますが全体的に歯垢は少ないので虫歯は発生しませんでした。

初期治療3ヵ月後

初期治療3ヵ月後です。患者さんの頑張りにより、歯肉は改善し健康を取り戻しました。患者さんには喜んでいただきました。その後、矯正治療と左側の前歯の治療も希望されました。

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