12月研修会

12月はまとめて報告します。

12月1,2日 JIADS総会(名古屋国際会議場)

今年の学術大会のテーマは「歯科におけるティッシュエンジニアリングの進歩」でした。演者は Dr Mark L.Nevins 先生です。Mark 先生はマサチューセッツ州ボストンにて、歯周治療とインプラント治療を専門として開業していて、ハーバード大学歯学部の准教授も務めています。アメリカ歯周病学会を引っ張る若きドクターです。講演では、アメリカの歯周病・インプラント治療のアップデートを伝えてくれました。アメリカでは低侵襲の外科処置へと急速に移行してきていました。そのため成長因子を利用することによって大掛かりな外科を回避して再生治療やインプラント治療が可能となってきています。日本でもこの流れがくると思いました。アメリカの学会のような臨床的な最新情報が聞けるのも JIADS の良さでもあります。また、 JIADS 会員の発表の中で、京都市の吉川デンタルクリニックのスタッフによる「当院での取り組み」がとても勉強になりました。やはりベースは「患者さんの利益」においた素晴らしいチームでした。

JIADS総会(名古屋国際会議場)

血小板由来の成長因子の化学式を突き止め、人工的に(工業的に)大量に作り再生手術に用い素晴らしい結果を出しています。アメリカらしい考え方です。

懇親会時

懇親会時です。英会話を勉強していて良かったと感じました。

とてもフレンドリーな先生です。

12月9日 赤坂会年次大会

今年は、韓国ソウル大学インプラント科のソン先生とUCLAの小川先生を外来講師として講演をしていただきました。韓国は美容整形が盛んな国です。インプラントも盛んに行なわれいます。症例を見ると、歯を無くしたところへインプラントをどんどん入れていますが、なぜ歯を無くしたかを検討しないまま治療が先行していて違和感を感じました。小川先生はインプラント表面の光活性について講演されました。小川先生は、九州大学を卒業してアメリカに行かれた先生です。日本人の勤勉さでUCLAの教授まで登った方です。英語はネイティブのような滑らかさでした。

12月9日 赤坂会年次大会

衆議院選挙は期日前投票して参加しました。

12月10日 医療管理委員会

大森歯科医師会の委員会です。来年に都立病院歯科の先生をお呼びして、大規模災害時の「トリアージ」に関して打ち合わせを行ないました。

12月12日 JIADS 例会

12月の毎年恒例の小野先生による今年の復習を行い、その後忘年会へと移行しました。

12月16日 白数先生矯正症例検討会

東京にて年に数回行なわれる症例検討会です。岡山から講師の白数先生が来てくれます。白数先生は咬合が専門でありながら矯正も素晴らしい結果を出しています。関東の先生方が集まり症例発表を行ないます。私も成人の咬合崩壊症例を矯正を用いたケースを発表しました。発表することによって発表者が一番勉強になります。

12月16日 白数先生矯正症例検討会

6時の新幹線で岡山に戻られるので、昼休みもほとんどとらずに熱いディスカションがありました。皆熱心です。