オーラルフィジィシャン・チームミーティング2012
患者さんの皆さん こんにちは。
先週末にオーラルフィジィシャンの年次大会に行ってきました。
歯科には2面性があります。1つは歯の修復や回復としての治療ともう1つは健康維持支援です。オーラルフィジィシャンとは、病気を起こさせない、再発させない、自分の歯を残す、健康の維持、など「患者さんの真の利益」を考えた家庭医としての歯科医師のことです。山形県酒田市の熊谷崇先生が、世界の予防歯科の科学から学び実践され、しっかりした結果・データを出している考え方です。詳しくはネットで検索してみてください。2年前に熊谷先生から学び実践しています。その年次大会がありました。場所は酒田市東北公益大学講堂です。全国から歯科医師や衛生士が集まり2日間の大会がありました。
聖路加国際病院院長:福井次矢先生、スウェーデン Karolinska 研究所: hans C.H. Sandgerg 先生、UCLA歯周病科名誉教授: henry H.Tkakei 先生などから有益な講義を受けてきました。各々の演者のスライドも話もしっかりまとめてあり一流を感じました。
今回の大会で私は、アメリカのタフツ大学歯周病専門医プログラムを終えられた築山鉄平先生(福岡市開業)の話がとても感動しました。築山先生は、私よりも一回り以上お若いのですが、ビジョンと実力と情熱は素晴らしいです。このような会に参加すると今まで知らなかった素晴らしい先生とめぐり合えます。歯科医師の仕事は、歯を削ることではなく、患者さん(健康なら来院者)の長い人生に歯科を通じて健康維持に携わることであると再確認する機会となります。酒田まで時間とお金をかけて行くだけの価値が十分あります。
講演のキーワードは「Good Oral Health and Well-being 」です。この「 Well-being (健やか)」はこれからの高齢社会に向かっての大切なこと思います。また、予防がベースにあることは、治療成績も向上します。
東北公益大学講堂です。600名集まりました。
大学の同級生の工藤先生と20年ぶりに会いました。
Henry Takei 先生に熊谷先生がお礼を述べています。
最終セッション。アメリカの専門医を持っている先生の講演です。築山先生は右から2人目です。